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マルドゥック・スクランブル:少女と銃の血みどろの戦い

2004年08月02日 00:00

マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮
冲方 丁 (2003/05)
早川書房

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2004年版SFが読みたいで国内編一位に輝いた作品。書店で見かけて一巻を衝動買いしてしまった。全三巻なので、一巻がつまらなければ残りを買わなくていいと思ったからだ。

最初の数ページを読んだときは、はずしたかと思った。台詞回しがくさいというか、不自然に感じられたせいだ。しかし、だんだんそれも気にならなくなった。

主人公はバロットという少女娼婦。シェルという男に拾われ十分な暮らしを与えられたが、ある時シェルはバロットを車に残したまま焼き殺そうとする。バロットを救ったのは「ドクター」と「ウフコック」というシェルを追っている事件屋。ドクターはバロットに新しい能力--電子干渉能力:皮膚に移植された神経で肉体外部に電子的な干渉を可能とする能力--を与え蘇生させる。バロットは自分が殺されかけた理由を知るため、万能兵器のネズミ、ウフコックを相棒にシェルの秘密を追う。秘密が暴かれるのを恐れたシェルはバロットの命を再び狙う…。

自らの有効性を証明し続けなければ、社会で存在することが許されないドクター、ウフコック、バロット。お互いの感情が交差する中、戦うことで決着をつけようとする。

二巻では、シェルの記憶を暴くため、バロットたちはシェルの運営するカジノに潜入する。そこで、カジノを相手にとんでもない勝負を仕掛ける。このシーンはバロットたちと、ほかのカジノの客、そしてカジノのディーラーとの心理戦と計算ずくめの勝負が圧巻。

私は、カジノもポーカーも、ルーレットとも無縁な生活を送っている。せいぜいドラクエのカジノで気まぐれで遊んだ程度だ。そんな、賭け事の面白さを良く知らない私にも、このシーンの緊張感は思いっきり感じ取れた。まさに息をする間すら惜しんでページをめくった。

そして最後は、重力を操る宿敵ボイルドとの避けられぬ戦闘。弾丸を弾丸で跳ね返すというとんでもない技を当たり前のように繰り出すバロットと血みどろの死闘を繰り広げる…。


小難しい科学技術の説明なんかは一切なくて、世界観さえつかめれば勢いよく読める作品だ。「ライトノベル完全読本」にも紹介されているようなので、SFというよりはライトノベルよりの本なのかもしれない。
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