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「バーナード嬢曰く。」でSFが読みたくなる

2016年11月06日 23:01

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バーナード嬢曰く。 3 (IDコミックス REXコミックス) 施川ユウキ
https://www.amazon.co.jp/dp/4758066264/


昨年知り合いに薦められて読んだときには、まさかアニメ化するとは思っていなかった。アニメを見て、何か違和感があると思ったら、白黒じゃないからだ。コミックスは表紙でさえも白黒だ。

難解な本を読まずに読書家ぶりたい「町田さわ子」、SFを熱く語るツンデレ(?)「神林しおり」、ちょっと冷めてひねくれている「遠藤」、遠藤君に恋心を抱く図書委員&シャーロキアン「長谷川スミカ」。この四人が、学校の図書館とかでだらだら本について語ったり語らなかったりする、そんなマンガ。神林さんのおかげでSF率がかなり高い。でも残念ながら私はこのマンガで紹介されている本の半分もまだ読んでないんじゃないかな。そして一巻で神林さんに『「SF語るなら最低千冊」! ムリでもせめて普通に本屋で買える青背 全部読んでから言え!!』と怒られてしまったので、これからもちまちま精進したいと思う・・・・。あ、でも『火星の人』は原作で読んだよ(ドヤ顔)!

ちなみに三巻で町田さわ子が語っていた『熊嵐』。どこかで聞いたことがあると思ったら『それでも町は廻っている』の修学旅行エピソードでだった。何かが私に『熊嵐』を読めと囁いている気がする。



羆嵐 (新潮文庫)  吉村 昭

それでも町は廻っている 15巻 (ヤングキングコミックス)  石黒 正数

バーナード嬢曰く。 (REXコミックス) 施川 ユウキ

バーナード嬢曰く。 2 (IDコミックス REXコミックス)  施川ユウキ






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復刊!クレープ

2011年04月11日 12:33

ちょ、っま。ついに来た!来てしまった!



表題作の『クレープを二度食えば』は、某人気ライトノベルのキャラが選んだ「おすすめ図書」に選出され注目されたが、長らく入手困難でマニアの間で「幻の名作」扱いされてきた作品だった。 今回ひさしぶりの復刊となる。『クレープを二度食えば』は、1980年代の原宿を舞台に展開される、甘酸っぱくも本格的な青春タイムトラベル! 他、大林宣彦監督の名作映画『転校生』のアナザーストーリー『もうひとつの転校生』(単行本初収録)、大原まり子の小説をマンガ化した『銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ』、青春ショートストーリー『望楼』など、恋愛や青春、思春期がテーマの「甘酸っぱい」全7作品を収録した作品集♪



クレープを二度食えば

7SEEDS

2009年02月15日 15:58

7SEEDS 1  フラワーコミックス7SEEDS 1 フラワーコミックス
(2002/03/26)
田村 由美

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レッツサバイブ!というわけで少女マンガなんだけど、恋愛ものなのだけど、過酷で熾烈で残酷なサバイバルSFマンガ。グロとか虫とかだめな人にはおススメできない。現在14巻まで出ていている。


岩清水ナツ(17歳)が眠りから目を覚ますと、そこは大いに荒れる大海原で、見知らぬ三人とボートに乗ってたどり着いたのは、奇妙な無人島。突然始まるサバイバル生活。内向的な高校生のナツと、ほか数名が直面したのは、想像を超えた受け入れがたい現実。


~ここから若干ネタバレ含む~

巨大隕石によって人類滅亡の危機へと立たされた人類。打てる限りの手を打ったうえで、政府は最後の保険として、健康で有能な男女を冷凍睡眠させ未来へと送り込んだ。隕石のインパクトから立ち直った地球で、人類が再スタートを切れるように。さながら種まきのごとく。

未来に送られたチームは5つ。それぞれ7名の若い男女ととガイド役の大人で構成される。地理も、気候も、生態系も、何もかも変わってしまった未来で、お互い助け合い、ときに対立しあいながらも、彼らは、人類は生き残ることが出来るのか・・・。



SF的リアリティとかそんな野暮なことはおいておいて、素直にぐいぐい引き込まれる面白さ。少女マンガとかめったに読まないけど、これはかなりのヒット。ついつい、自分が彼らの立場だったらどうなるかな、と考えてみたけど、まず視力が悪い時点でアウトだわ。めがねがないと何も出来んからな。



そういえば、こないだボーっとテレビを見ていたら、NHKで「科学シミュレーション 人類の消えた地球」っていう番組をやってた。人類がある日突然、一瞬にして消えてしまったら、地球は一体どう変化するのか、というシミュレーション。数百年のときを経て、自然が人類の残した痕跡を拭い去っていくさまが描かれている。街も、ダムも、自由の女神も全部崩れ去る中で、ステンレスのシンクがピカピカのまま残っているさまが、印象的だった・・・。

AQUA・ARIA

2008年01月13日 23:20

新年明けきりましておめでとうございます。
すっかりご無沙汰でした。

社会人になってしまって、思うように本を読む時間や、文章を書く時間を取れなくなってきてしまっているのですが、ほそぼそと今年も続けていこうと思っていますので、よろしくお願いいたします。


さて、今年最初のおススメは、天野こずえのARIAというマンガ。3月に発売予定の第12巻で完結。舞台は西暦2301年、テラフォーミングによって水の惑星となった火星のネオ・ヴェネツィア。イタリアのヴェネツィアを模した火星の港町で、女性の花形職業である観光用ゴンドラの漕ぎ手=水先案内人(ウンディーネ)になるために地球からやってきた水無灯里とその周りの人々の、のんびりほんわかとした日常&ちょっと不思議な出来事を描いた作品。まあ、舞台はSFチックだけど、中身はどっちかっていうとファンタジー。

AQUA 1 (1) (BLADE COMICS)AQUA 1 (1) (BLADE COMICS)
(2003/10/03)
天野 こずえ

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ARIA (1) (BLADE COMICS)ARIA (1) (BLADE COMICS)
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作中に登場するアリアという名前の火星猫の、でぶっちでぽよんぽよんで猫離れした行動にはひたすら癒されます。最初は、こんなへんちくりんな生き物、猫じゃなーい、と思っていたけど、いつの間にか憎めなくなっていました。しかし、このモデルとなった作者の飼い猫は、去年他界してしまったそうで、それを踏まえて読み返すと、53話ケット・シーなんかは涙なくして読めません。9巻の番外編も泣けます。ってゆーか、私は泣いた。ARIA連載終了のきっかけは飼い猫の死だ、という話ですから。切っても切れない関係だったのでしょう、ね。

ちなみにARIAのスタート地点以前のお話はAQUAという全2巻のコミックスに収録。よってAQUAとARIAはセットでどうぞ。TVアニメ第三期放送開始を記念して、各コミックスにARIA特製オリジナルクリアしおり(全9種)が封入されているのでお買い得ですよ。先日全巻大人買いしたところ、8種しか集まらなかったけどね。くぅー。


ちょっと落ち込んだとき、心に余裕がないとき、人生に飽きてきたときなんかに読みたいシリーズです。

ブレーメンII

2007年01月11日 22:15

川原泉『ブレーメンII』2005年星雲賞受賞作品(全五巻)。

ブレーメンII (1) ブレーメンII (1)
川原 泉 (2000/04)
白泉社

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実は川原泉がけっこう好きだ。
小学校のとき友達に『笑う大天使』を借りて以来、あの間延びしたような作風と絶妙な言い回しに惹かれてしまったのだ。


『ブレーメンII』の最初の数ページで私は思った。
これは人間と動物が力を合わせてマイペースに宇宙を進む物語なんだろう、と。イヌがわんわん、ネコがにゃーにゃー、カエルがぴょんぴょん、サルがきーきー、にぎやかに和やかに気楽に、待ち構える困難に立ち向かっていくのだろう、と。ところがどうして、なかなか血なまぐさくてシリアスで泣ける話じゃないですか。

この物語は短編『アンドロイドはミスティブルーの夢を見るか』の設定をそのまま引き継いでいる。イレブン・ナインとの異名を持つ99.999999999%の正確さを誇る宇宙飛行士、キラ・ナルセが主人公。キラは大型輸送船ブレーメンIIの船長に就任した。ところがブレーメンIIのクルーの中で人間はキラ一人。残りはブレーメン(働く動物)と呼ばれる、バイオテクノロジーによって知性を与えられた動物達であった。


知性を高めた動物っていうと『知性化戦争』だよね。長門さんの100冊のなかの一冊。買ったはいいけど最初の数ページで止まってしまってるな。読んでしまいたいんだけど、あの上下巻合わせた厚さにちょっと怯んでいる。

あとリトル・グレイという自称火星人が登場する。これは『火星人ゴーホーム』の緑色の火星人っぽい。リトル・グレイのほうが幾分マシみたいだけど。このリトル・グレイの意味不明っぷりが素敵。「激ウマ焼きたてハウステンボスありえないし」とか「通勤快速でそろばん3級をこだわります」とか。


川原泉にしては珍しく、人が大量に死ぬ。ホラーな化け物に惨殺される。

川原泉の作品は決してお気楽一辺倒ではない。以前の作品でも人は死んだ。でもそこに負の感情は見えなかった。なのにこの作品では一巻でいきなり335人が血の海の中に倒れる。その犯人が楳図かずおばりの化け物なんだが、交互にコマに現れるメルヘンな白ヤギさんとのコントラストがなんともいえない。

基本的には宇宙もののSFだが、デフォルメされた動物達の所為で非常にメルヘンな感じが漂っている。そしてのん気にほのぼのやっていると思えば、不意に切なくなったりホロリときたりする。ちぐはぐなんだけどそれがこの作者のカラーだ、といわれて納得できてしまうのが川原泉のすごいところだと思う。

一番心を打たれたのはライカ犬のくだり。世界で最初に宇宙を飛んだ生き物が犬だってことは知っていた。でもこんなに悲しいエピソードだったとは。キラ船長の語り口があまりにも静かで胸が締め付けられるようだった。
人工衛星に乗せられて
独りぼっちで死んでいった
あのライカ犬にくらべたら

僕の人生
まだ ましさ…




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