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Sony Reader PRS-T1(wi-fiモデル)とともに過ごした三ヶ月

2012年02月02日 23:27

Sony Reader PRS-T1を三か月ぐらい使っているのでここいらで一回その使用感・雑感などを。

SONY 製品情報>“Reader”(リーダー)>商品ラインアップ>PRS-T1


ご存知のようにSony Readerは電子ペーパー採用の電子書籍リーダー。液晶ではなく、表示は白黒だけだが質感は紙に似ている。電子ペーパーの特性上、画面の表示を切り替えるときにいったん画面が白黒反転する。つまりページ送りの度に一瞬画面が黒くなるのだ。最初、動画等でこの動作を見たときには少し気になったが、今では全く意識されない。すぐに慣れてしまった。しいて言うならば、ブラウザ等で読み込み途中の画面が何回かちらつくのが気にとまる程度か。

電子ペーパーといえば、液晶より目が疲れない、明るい場所(直射日光下)でも読める、電池の消耗が低いなどなどの利点が挙げられる。スペック上、電池は一日30分の読書で5週間持つ、と書いてあるがこれは1分間に3ページめくった場合である。連続して1ページ/1秒でめくれば約14,000ページ読めるという。これは約4時間に相当する。ようはページめくりの枚数と、放置日数の兼ね合いで電池消耗が決まっているらしい。個人的な感覚では、一回のフル充電で400-500p程度の本を5-6冊は余裕で読める気がする(wi-fiをほとんど使わない場合)。

充電は付属のUSBケーブルでPC経由で行う。しかしこれだとPCがオンのときにしか充電できないことになる。充電時間である2.5hrもの間PCを使っていることが平日はほぼないので、やや不便に感じた。そこでためしに手元にあったiPhoneのUSB-AC変換器を使ってみたが、残念ながら充電できなかった。調べてみたところ、USB端子は充電と通信でタイプが違うらしい。Reader用のACプラグのアダプタは別売だが3000円ぐらいする。そこでSony純正のケーブルでなくても代用可能かどうか試してみた。購入してみたのは「データ通信&充電」と「充電」が切り替えが出来るUSB-micro USBケーブル(900円くらいのこれ→ESCMSPC1)。充電側に切り替えて、手元にあったUSB-AC変換器と接続してみたら、問題なく充電を開始し100%まで完了した。これでひとつ不満が解消された。

Reader T1本体は軽いので、あおむけに寝っ転がって手に持ってもあまり疲れない。片手で持っていても難なく左下の進むボタンを押すことができる。画面はタッチパネルになっているが、これの感度がかなり高い。指以外のものでも反応してしまう。髪の毛の束がふっさぁと画面をなでるだけで、ページがめくられてしまうことがたまにある。

ソニーの早期購入宣言で発生したポイントの使い道に悩んだ挙句、Reader用のブックカバーを買った。最初に付属していたケースは、保護用の板が内臓された布袋だった。口の部分がきついので出し入れがスムーズにいかない。Reader T1/G1用のカバーは、プラスチック製のケースにReader本体をはめ込む形になっており、本の表紙のように合成皮っぽいフラップが付いている。上下入れ替えて使うことで表紙の開きは左右どちらにもなる。特に表紙を留めるものはなく、パタパタと開閉自由になっている。普段は閉じていてくれるのだが、表紙をしばらく裏に折り返して持っていたりすると、開く側にクセがついてしまう。旧型は本体が金属で、カバーの表紙にマグネットが埋め込まれており、ぴったり閉じるようになっていたらしいんだけど。


私はもっぱらDRMフリーXMDF形式の小説をPCから転送して読んでいるのだが、XMDF形式ファイルをブラウザからダウンロードすることが出来ない時がある。たとえばReader Store以外の電子書籍ストアからXMDF形式サンプルファイルをReaderのブラウザからで開こうと思っても、対応していないファイルですと言われて保存も閲覧もできない。Reader Storeならサンプルダウンロードできるみたいだし、他のファイル形式(PDFとか)なら落とせるのだが・・・なぜだろうか。

また以前も書いたが、テキストの縦書き、横書きの切り替えができない。.txtは横書きでしか読めない。XMDFはそのファイルに設定されているデフォルトの方向にしか表示できない。SharpのブンコビューワーやkinoppyではXMDFファイルの縦横切り替えができるので、ここはぜひともSony Readerに対応していただきたいところである。

マンガも数冊だけだが読んでみて、吹き出し外の細かい手書きの文字は少々読みにくいと感じた。見開きのページが片側づつしか見られないのは、6型の限界ではあるが残念なところである。また、せっかく元ファイルがカラーページなのに、Readerでは白黒しか表示できないのは、なんだが損をした気分になるかも。

画面の右上をタップすると、ブックマーク(ドッグイヤー)が簡単に出来るのは、とても便利。あんまり使わないかもしれないと思っていた国語辞典だが、とっさのときに便利だった。最近だと「瀟洒(しょうしゃ)」という言葉を学んだ。垢ぬけているとかそういう意味の言葉だそうだ。検索した言葉の履歴も残るし、自分でメモを残せるので、学習等に使えるかもしれない。文字の入力はタッチパネルから出来るのだが、画面の反応速度が追いつかずタイムラグがある。ラグがあるのは表示だけで、そこそこ早いスピードで文字を打っても、一呼吸置いてちゃんと全部表示されるのでそれほど気にする点でもない。



Readerを買ってから30冊分くらい小説を読んでいるが(主にXMDF)、全体的に、読書端末として十分使用に耐えると思う。

あとは、購入できるコンテンツの質と量が向上することと、買ったコンテンツがReader(とSony Tablet)だけに縛られないことを希望している。ReaderのiOSアプリ、陽の目を見る日は来るのかなぁ。少年ジャンプをReaderで読めるようになる日は来るのかなぁ。


後記:ジャンプコミックス来たし!まだ買ったことないけど・・・。


関連記事:
ChainLPで青空文庫をSony Reader用にがっつりPDF化
本を読みたい。ただそれだけ。
Sony Readerで読めるだろうライトノベルノーベルを取り扱う電子書籍ストアを調べてみた
電子書籍ストア

スカーレット・ウィザード

2012年02月01日 23:39

前回「ムシウタ」シリーズで容赦ない死亡ラッシュと夢潰える若者たちを目の当たりして、沈んでいた気分を盛り上げるためにチョイスしたのが茅田砂胡の『スカーレット・ウィザード』シリーズ。実は学生時代に薦められて借りて読んだことがある。ただ記憶力に乏しいゆえに、荒唐無稽なスペースオペラ(+夫婦漫才)だった、というような印象しか残っておらず、もう一度読んでみたいなと思っていた。そこに電子書籍でそろっているのを見かけて、思わず買ってしまったのだった。


ゲートと呼ばれる、遠く離れた空間をつなげるゆがみ(ワープポイント)が宇宙に点在し、人類が銀河のあちこちの惑星でそれぞれの文化を発展させている時代。宇宙海賊ケリー(30歳前後)は、宇宙に生きる男たちにキングと称えられるほどの船乗りだ。バケモノ級の操縦技術と自分しか知らないゲートを使って、宇宙連邦政府の追跡の手を十何年もの間逃れてきている。海賊王と異名を持つものの手下は一人もおらず、唯一の相棒も宇宙船の感応頭脳(規格外)であるダイアナ・イレヴンスだけ。ケリーの腕前に惚れ込んで、手を組もうとした名の有る海賊たちは数多くいたが、そのどれの誘いにも乗らず一匹狼を貫いている。そんなケリーの前に超巨大財閥の創始者の一人娘であり現総帥であるジャスミン・クーア(28歳)が現れ、自分と結婚する契約を一年間結んで欲しいと迫る・・・。権力欲しさに陰謀を企むクーア財団幹部たちを相手にジャスミン&ケリーの常識を無視した戦いが始まった。


二人の主人公が30前後の男女なので若さへの嫉妬に狂うことなく安心して読める。またケリーとジャスミン両名とも殺しても死なない級の強さなので安心して読める。むしろ敵に同情してしまいそうになるほどのぶっちぎりの破壊力でスカッとすることこの上ない。細かいSF的考証などは気にせずに、ノリと勢いと笑いでガンガン読むべし。ムシウタ症候群の回復薬にまさにうってつけだった。(正確に言うと4巻ぐらいまでは、だけど・・・。シリーズ終盤はシリアス展開、涙あり。)

外伝まで読んで、著者のほかのシリーズとクロスオーバーしていると知る。というわけで今現在は『デルフィニア戦記』シリーズ(全18巻+外伝)を読み始めている。ファンタジー物はあまり嗜んでこなかった私だが、こちらもノリでじゃんじゃん読んでしまっている。このあとに『暁の天使たち』シリーズ(全6巻+外伝)、『クラッシュ・ブレイズ』シリーズ(全16巻)、そして『天使たちの課外活動』(刊行中)と続くらしい。当分楽しめそうだけど、早くジャスミン&ケリーに再会したい。


スカーレット・ウィザードシリーズ電子書籍版: Reader Store / PDABOOK / ビットウェイブックス / 電子書店パピレス / 紀伊國屋書店BookWeb


スカーレット・ウィザード〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)スカーレット・ウィザード〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)
(1999/07)
茅田 砂胡

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スカーレット・ウィザード〈2〉 (C・NOVELSファンタジア)スカーレット・ウィザード〈2〉 (C・NOVELSファンタジア)
(1999/11)
茅田 砂胡

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スカーレット・ウィザード〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)スカーレット・ウィザード〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)
(2000/07)
茅田 砂胡

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スカーレット・ウィザード〈4〉 (C・NOVELSファンタジア)スカーレット・ウィザード〈4〉 (C・NOVELSファンタジア)
(2000/11)
茅田 砂胡

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スカーレット・ウィザード〈5〉 (C・NOVELSファンタジア)スカーレット・ウィザード〈5〉 (C・NOVELSファンタジア)
(2001/04)
茅田 砂胡

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スカーレット・ウィザード外伝―天使が降りた夜 (C・NOVELSファンタジア)スカーレット・ウィザード外伝―天使が降りた夜 (C・NOVELSファンタジア)
(2001/11)
茅田 砂胡

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Reader Storeに角川グループの電子書籍作品が登場!

2012年01月28日 00:22

祈りが通じたかもー!?

角川グループの電子書籍作品、Reader Storeに登場
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1201/27/news048.html

まだ配信されている作品の数は少ないけど、これから増えていくのを心の底から楽しみにしてます。



現在のラインナップはこんな感じ。(一部のみ)

小説系
神永学 (心霊探偵八雲
松岡圭祐 (万能鑑定士Qの事件簿千里眼
あさのあつこ (バッテリー
池上永一 (テンペストシャングリ・ラ
石田衣良
星新一
赤川次郎
有川浩
森見登美彦

ライトノベル
谷川流 (涼宮ハルヒの憂鬱
葵せきな (生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録
橘公司 (蒼穹のカルマ
雨木シュウスケ (鋼殻のレギオス
石踏一榮 (ハイスクールD×D
井上堅二 (バカとテストと召喚獣

漫画
ヤマザキマリ (テルマエ・ロマエ
えすのサカエ (未来日記
貞本義行 (新世紀エヴァンゲリオン
片岡人生 (交響詩篇エウレカセブンデッドマン・ワンダーランド
志村貴子 (放浪息子
青木ハヤト (マクロスF
細田 守 (サマーウォーズ

Reader Store角川グループ特集ページもあるみたい。

この勢いで、紀伊國屋書店のもReader解禁になってくれないかなー。

ついにグイン・サーガに手を出すときが来たかも

2012年01月15日 22:40

DMM.comで半額セールをやってるみたい。期限は明日の正午まで!電子書籍の半額対象作品はかなり数があるんだけど、Sony Reader対応形式のみを取り扱っているわけでは無いので注意が必要。XMDF形式はOKだけど、bookend形式はNG。

グイン・サーガシリーズがXMDF形式でで半額対象だったので、ついとりあえず16巻まで衝動買い。各巻420円が半額の210円になっている。50巻買うお金で、100巻購入できるってわけ。いや、DMMにあったのは正伝95巻、外伝20巻までだけど。これは・・・もうありったけ買っておくべきか否か。ああ、でも全部買うと2万円強かぁ・・・。



------ 追記
結局とりあえず16巻だけで満足することに。残りはそこまで読み終わってから考える。
ちなみに、DMM.comで買ったXMDF形式のグイン・サーガは、デフォルトが横書きだった。PCのブンコビューアや、Kinoppy(iPhone)版では、設定で縦横切り替えが出来るので問題はない。ただ、Sony Readerにはどこを探しても縦横の切り替え設定が見つからなかった。たぶん横書きのままで読まないといけないんだろう・・・。Readerに縦書き/横書きを切り替えられる設定機能つけてくれないかなぁ。

ムシウタ (電子書籍版)

2011年12月18日 11:08

ムシウタ〈01〉夢みる蛍 (角川スニーカー文庫)ムシウタ〈01〉夢みる蛍 (角川スニーカー文庫)
(2003/04)
岩井 恭平

商品詳細を見る

PDABOOK.JPの電子書籍版はこちら(表紙や挿絵等は小さいので注意)
Kinoppy版はこちら


ムシウタ。角川スニーカー文庫から出ているこのライトノベルを、唯一PDABOOKだけがSony Readerで読める形式(.zbf)で販売していたので、あらすじやらをロクに調べもせず反射的に11巻まとめて買ってしまった。だって、角川グループは独自のBOOK☆WALKERっていうiOS/Androidアプリを展開していて、下手したら前触れ無くPDABOOKから引き上げてしまうんじゃないかっていう不安があったから。

その後角川グループの角川文庫や角川スニーカー文庫、富士見ファンタジア文庫などが紀伊國屋書店電子書籍ストアからも販売されるようになったけど、今現在はKinoppyのみに対応。Kinoppyアプリを使ってPCやスマートフォンからは読めるが、出版者様の意向によりSony Readerでは読めない仕様となっているっぽい。

ぜひとも角川グループ様にはReaderで読めるように対応許可していただきたいものです。もしくはSony ReaderにKinoppyアプリがインストールできるようになるか・・・。電子書籍のストアやプラットフォームが乱立していて互換がないのを承知で、Readerに手を出したのでこれ以上泣き言めいたことは書きません。だけど希望は捨てていませんから!ご考慮のほどお願いします(誰に向かって言ってるのだか。


さて。本題は「ムシウタ」。四五年前、ラノベを少々漁っていたころ目には留まったけど結局読んではいなかった。例の100冊に名が挙がっていたので、改めて興味を引かれ衝動買い。で、ようやく11巻読み終わった。


物語の舞台は日本に似た架空の国。この国では数年前から思春期の少年少女に寄生する「虫」が出現するようになった。虫に寄生された人間(虫憑き)は虫を操り特殊な能力を使えるようになるが、その代償に己の夢を虫に徐々に食われて死にいたる。また虫を殺されてしまった虫憑きは、感情も思考力も失った生きる人形「欠落者」となる。政府は虫の存在をひた隠しにする反面、特別環境保全事務局(略称は特環)という秘密組織を展開し、虫の存在を世間から消し去っている。捕獲された虫憑きは、特環の手先になるか、欠落者にされたうえで隔離される。特別環境保全事務局東中央支部に所属しているコードネーム"かっこう"は、最強と言われる虫憑きの一人である。かっこうは特環に反発する虫憑きたちとの死闘の果てに、この世に虫を生み出す存在「始まりの三匹」とその誕生の謎に迫っていく。


いや~。ラノベってもっとすらすら読めるものだと思ってたけど、なんだか苦戦してしまった。過去の回想とかが現在にまぎれて込んでいると読むテンポが狂っちゃうんだよね。最近とみに衰えてきた私の記憶力では、すでに既読の部分で語られた過去なのか、それともまだ断片的にしか明かされていない過去なのかを判断するのに苦労するのだ。で、逐一に前の巻に戻って読み返したりして時間を食う。それにどんどん増えちゃう登場人物にも翻弄されまくり。おまけに大概みんな聞きなれないユニークなお名前をお持ちだし。「有夏月」「初季」「南風森」ってなんて読めばいいんだ。このなかでは逆に「佐藤陽子」が一番浮いているよね。

あと、じゃんじゃん読めなかった理由としては、この作品が基本欝展開だったから。個性あふれる少年少女が命を落としまくる。中学生高校生の彼らに共感するより先に「前途ある若者」として捉えてしまうのは、私が年を重ねた所為か・・・。と、作品と別のところでも欝になりかけたり。ラノベだからって油断した。いやむしろこれから先ラノベは地雷源なのかもな・・・。若さと夢を持った彼らが眩しすぎて直視できん。

そして。11巻まで読んで明かされる真実・・・虫憑きたちの戦いは終わってない!てかまだ最終決戦じゃなかった!?てっきり完結したシリーズだと思ってたのに!!だまされた気分だけど、確認せずに飛びついた自分が悪いのはわかっている。それにしてもクライマックスでお預けって・・・あーもーどうしてくれよう。

「ムシウタ」のレビューとか感想とかそういうんじゃなくって、この行き場の無いもやもや感をぶつけたかっただけです。すみません。とりあえず立ち直るまで、もちょっとハッピーな本を読んで、最終決戦に備えておきます・・・。


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ライトノベル100(自分メモ用)




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