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シャングリ・ラ

2006年09月21日 00:00

シャングリ・ラ シャングリ・ラ
池上 永一 (2005/09/23)
角川書店

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なんかハチャメチャなSFを読んでしまった。つっこみだしたらキリがないし、ネタバレのオンパレードだから詳しくは書けないけど。いやはや、こんなSFいまだかつて読んだことありませんでしたよ。


物語の舞台は地球温暖化が進行した未来。世界は炭素を中心に回っていた。二酸化炭素を排出する国は炭素税というペナルティーが課せられる。またカーボンナノチューブの生産も重要な位置を占めていた。そして世界経済も炭素によって成り立っていた。
東京は二酸化炭素を削減するため土地の森林化を推し進めて行った。遺伝子改造で生まれた木々は、東京の街を次々に飲み込んでいく。地上の土地を手放した人々は、アトラスと呼ばれる巨大空中人工基盤に移り住む。しかし、全ての人がアトラスに移住できるわけではなかった。アトラスに行けなかった人たちは、スコールと暑さが襲い掛かる地上で生きていくほかなかった、迫りくる森の恐怖に怯えながら。
そんな政府の無理な森林化に反旗を翻したゲリラ組織メタル・エイジ。彼らの本拠地には大きな煙突が立ち並び、火を焚き炭素を出すことを反抗の一環とする。彼らの統領、國子はナイスバディでめちゃくちゃ強いニューハーフのモモコさんに育てられた少女だ。(これだけでもずいぶんぶっ飛んじゃっている設定なのに、これはまだ序の口)國子はアトラスと政府を相手に戦っていくうちに、アトラスがただの人工大地ではないことに気がつく。

ブーメランが、鞭が、メスが、ミサイルが乱れ飛ぶ中、美少女が、ニューハーフが、デブが、女医が、巫女が、女官が、軍人が、人間じゃない何かが戦いの火花を散らしまくる。この戦いの果てに待ち受けているのは・・・。


こんなかんじのストーリーで、私は一体何度ありえねぇと叫んだだろうか。解っているよ、目標にあたったブーメランは手元に戻ってこないなんて野暮なことを考えちゃいけないってことぐらい。きっとこのブーメランは当たったものをサクッと切り裂いて、運動エネルギーを弱めないまま飛び続けるんだろうさ。ちゃんとした物理的な説明なんて求めちゃいないよ。

まあ、なんだかんだ言っても飽きずに読める本ってことに間違いはないと思う。
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