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火星人ゴーホーム:あいつらは人間が嫌がることを嬉々としてやる

2004年07月11日 00:00

火星人ゴーホーム / フレドリック・ブラウン

ある日いきなり、緑色で小さい火星人が大量に地球に現れたらどうなるだろう。
緑色の火星人は見ること、話すことはできるのに、触れることはできない。
まるで何も存在してないかのように通り抜けてしまうのだ。

この火星人ははっきり言ってとんでもないヤツラだ。
人間が嫌がることを嬉々としてやって、迷惑この上ないのだ。
テレビやラジオに乱入し、野次を飛ばし、雑言罵言を吐き、邪魔をする。
人のプライバシーを暴き出し、人間の精神をずたずたにし、国家機密を吹聴し、経済が崩壊する。

人間はなんとか地球から出て行ってもらおうとありとあらゆる手を尽くすのだが…。


これがフレドリック・ブラウンの『火星人ゴーホーム』の世界だ。
このSFはどちらかというとスタンダードな部類に入るのだろうか。
書かれたのが1960年代ということだが、そんなに古臭く感じなかった。

そして、ただ迷惑この上ない火星人の引き起こす騒動の話に終わってない。
訳者あとがきにもあったが、どことなく哲学的ですらある。

狂っているのは自分なのか、みんななのか。
こんなこと実際にはありえないだろうが、もし、こんな火星人がいきなり現れたら…。
どうやって火星人と付き合っていけばいいのだろうか。
想像してみるとすこし、面白いかもしれない。
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