デルフィニア戦記 ~ 暁の天使たち ~ クラッシュ・ブレイズ

2012年05月12日 14:24

長かった。
年始にスカーレットウィザードを読み終わって、関連シリーズに手をつけ始めて四か月半。
ようやくクラッシュブレイズシリーズの最後まで読み終わった。

  スカーレット・ウィザード 本編全5巻 + 外伝1巻

  デルフィニア戦記 本編全18巻 + 外伝2巻

  暁の天使たち 本編全6巻 + 外伝2巻

  クラッシュ・ブレイズ 全16巻

というシリーズ全部あわせて50冊をずっとちまちま読んできた。
暁の天使たちを二月中に読んでいたことを考えると、クラッシュブレイズでどんどん失速していったのがわかる。笑

電子書籍版(茅田砂胡検索結果)
[Sony Reader Store] [Kinoppy] [PDAbook] [ビットウェイブックス] [Raboo]

「スカーレット・ウィザード」は以前ブログに書いたとおり、ぶっとんだ奴らに引きずられるように読めた。

「デルフィニア戦記」は舞台はがらりと変わり中世ヨーロッパを意識したようなファンタジー。陰謀により国を追放された若き王ウォルが出会ったのは異世界から迷いこんだ少女の姿をしたリィ。のちに戦女神と称えられることになるリィの協力によって、ウォルは王座を奪還し戦乱の世を治めていく。長いシリーズなので中だるみを懸念しつつも、基本的には楽に全部読めた。シェラかわいいよシェラ。

相棒ルウの迎えによってデルフィニアから自分の元いた世界(共和宇宙)に戻ってきたリィが、復活したケリーとジャスミンと出会い共闘する話が「暁の天使たち」。久しぶりにの海賊&女王コンビが楽しみでワクワク。

「クラッシュ・ブレイズ」は、両シリーズのキャラによる豪華共演の一巻完結もの。一巻完結なので、勢いはそがれた感じ。単品としてはそれなりに面白いけど、次の巻を読まねば感が薄れてしまっているのでシリーズを読み終えるのに時間がかかった。全体的にスケールも小さく、せっかくのぶっとびキャラが生かされていないような気も。誘拐事件や殺人事件に偶然巻き込まれ、規格外の主人公たちが力技で解決していくっていうプロットにはちょっと食傷気味。両シリーズのキャラを登場させるためにご都合主義満載&お互いにお互いを頼り過ぎ。最終巻まで読んでも、とくにエンディングっぽくないので、味気ないし。

このあと「天使たちの課外授業」シリーズに続くみたいだけど、そっちもクラッシュ・ブレイズと変わらず天使たちin学園っていう構成になってるらしく、続けて読むかどうかが悩みどころ。しばらく様子見かな。


新書サイズで50冊もそろえるとなると相当場所を取るが、電子書籍版ならその心配をする必要がない。出かけ先で一冊読み終えちゃって続きが気になって悶々とするはめになる心配もない。電子版だと紙の本よりちょっと安いし(一冊あたり約300円安い、・・・とするとなんと50冊分だと15000円も差が!?)。なんか電子書籍の恩恵を受けている感全開で、そういう意味でかなり満足。

だた惜しむらくは、私が買った電子書籍版はモバイルに最適されたxmdfファイルだったので、表紙に絵が付いていなかったこと。あとがきで作者が「素敵な表紙」と言っているのを見ることができないのはちょっと残念だったかな。だから自己満足のために下記に表紙画像つきで各巻リンクを貼らしていただく。それも画像サイズ大で。邪魔になると思うので続きを読む、に入れておくけど。
[ 続きを読む ]

Sony Reader PRS-T1(wi-fiモデル)とともに過ごした三ヶ月

2012年02月02日 23:27

Sony Reader PRS-T1を三か月ぐらい使っているのでここいらで一回その使用感・雑感などを。

SONY 製品情報>“Reader”(リーダー)>商品ラインアップ>PRS-T1


ご存知のようにSony Readerは電子ペーパー採用の電子書籍リーダー。液晶ではなく、表示は白黒だけだが質感は紙に似ている。電子ペーパーの特性上、画面の表示を切り替えるときにいったん画面が白黒反転する。つまりページ送りの度に一瞬画面が黒くなるのだ。最初、動画等でこの動作を見たときには少し気になったが、今では全く意識されない。すぐに慣れてしまった。しいて言うならば、ブラウザ等で読み込み途中の画面が何回かちらつくのが気にとまる程度か。

電子ペーパーといえば、液晶より目が疲れない、明るい場所(直射日光下)でも読める、電池の消耗が低いなどなどの利点が挙げられる。スペック上、電池は一日30分の読書で5週間持つ、と書いてあるがこれは1分間に3ページめくった場合である。連続して1ページ/1秒でめくれば約14,000ページ読めるという。これは約4時間に相当する。ようはページめくりの枚数と、放置日数の兼ね合いで電池消耗が決まっているらしい。個人的な感覚では、一回のフル充電で400-500p程度の本を5-6冊は余裕で読める気がする(wi-fiをほとんど使わない場合)。

充電は付属のUSBケーブルでPC経由で行う。しかしこれだとPCがオンのときにしか充電できないことになる。充電時間である2.5hrもの間PCを使っていることが平日はほぼないので、やや不便に感じた。そこでためしに手元にあったiPhoneのUSB-AC変換器を使ってみたが、残念ながら充電できなかった。調べてみたところ、USB端子は充電と通信でタイプが違うらしい。Reader用のACプラグのアダプタは別売だが3000円ぐらいする。そこでSony純正のケーブルでなくても代用可能かどうか試してみた。購入してみたのは「データ通信&充電」と「充電」が切り替えが出来るUSB-micro USBケーブル(900円くらいのこれ→ESCMSPC1)。充電側に切り替えて、手元にあったUSB-AC変換器と接続してみたら、問題なく充電を開始し100%まで完了した。これでひとつ不満が解消された。

Reader T1本体は軽いので、あおむけに寝っ転がって手に持ってもあまり疲れない。片手で持っていても難なく左下の進むボタンを押すことができる。顔面はタッチパネルになっているが、これの感度がかなり高い。指以外のものでも反応してしまう。髪の毛の束がふっさぁと画面をなでるだけで、ページがめくられてしまうことがたまにある。

ソニーの早期購入宣言で発生したポイントの使い道に悩んだ挙句、Reader用のブックカバーを買った。最初に付属していたケースは、保護用の板が内臓された布袋だった。口の部分がきついので出し入れがスムーズにいかない。Reader T1/G1用のカバーは、プラスチック製のケースにReader本体をはめ込む形になっており、本の表紙のように合成皮っぽいフラップが付いている。上下入れ替えて使うことで表紙の開きは左右どちらにもなる。特に表紙を留めるものはなく、パタパタと開閉自由になっている。普段は閉じていてくれるのだが、表紙をしばらく裏に折り返して持っていたりすると、開く側にクセがついてしまう。旧型は本体が金属で、カバーの表紙にマグネットが埋め込まれており、ぴったり閉じるようになっていたらしいんだけど。


私はもっぱらDRMフリーXMDF形式の小説をPCから転送して読んでいるのだが、XMDF形式ファイルをブラウザからダウンロードすることが出来ない時がある。たとえばReader Store以外の電子書籍ストアからXMDF形式サンプルファイルをReaderのブラウザからで開こうと思っても、対応していないファイルですと言われて保存も閲覧もできない。Reader Storeならサンプルダウンロードできるみたいだし、他のファイル形式(PDFとか)なら落とせるのだが・・・なぜだろうか。

また以前も書いたが、テキストの縦書き、横書きの切り替えができない。.txtは横書きでしか読めない。XMDFはそのファイルに設定されているデフォルトの方向にしか表示できない。SharpのブンコビューワーやkinoppyではXMDFファイルの縦横切り替えができるので、ここはぜひともSony Readerに対応していただきたいところである。

マンガも数冊だけだが読んでみて、吹き出し外の細かい手書きの文字は少々読みにくいと感じた。見開きのページが片側づつしか見られないのは、6型の限界ではあるが残念なところである。また、せっかく元ファイルがカラーページなのに、Readerでは白黒しか表示できないのは、なんだが損をした気分になるかも。

画面の右上をタップすると、ブックマーク(ドッグイヤー)が簡単に出来るのは、とても便利。あんまり使わないかもしれないと思っていた国語辞典だが、とっさのときに便利だった。最近だと「瀟洒(しょうしゃ)」という言葉を学んだ。垢ぬけているとかそういう意味の言葉だそうだ。検索した言葉の履歴も残るし、自分でメモを残せるので、学習等に使えるかもしれない。文字の入力はタッチパネルから出来るのだが、画面の反応速度が追いつかずタイムラグがある。ラグがあるのは表示だけで、そこそこ早いスピードで文字を打っても、一呼吸置いてちゃんと全部表示されるのでそれほど気にする点でもない。



Readerを買ってから30冊分くらい小説を読んでいるが(主にXMDF)、全体的に、読書端末として十分使用に耐えると思う。

あとは、購入できるコンテンツの質と量が向上することと、買ったコンテンツがReader(とSony Tablet)だけに縛られないことを希望している。ReaderのiOSアプリ、陽の目を見る日は来るのかなぁ。少年ジャンプをReaderで読めるようになる日は来るのかなぁ。


関連記事:
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本を読みたい。ただそれだけ。
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電子書籍ストア

スカーレット・ウィザード

2012年02月01日 23:39

前回「ムシウタ」シリーズで容赦ない死亡ラッシュと夢潰える若者たちを目の当たりして、沈んでいた気分を盛り上げるためにチョイスしたのが茅田砂胡の『スカーレット・ウィザード』シリーズ。実は学生時代に薦められて借りて読んだことがある。ただ記憶力に乏しいゆえに、荒唐無稽なスペースオペラ(+夫婦漫才)だった、というような印象しか残っておらず、もう一度読んでみたいなと思っていた。そこに電子書籍でそろっているのを見かけて、思わず買ってしまったのだった。


ゲートと呼ばれる、遠く離れた空間をつなげるゆがみ(ワープポイント)が宇宙に点在し、人類が銀河のあちこちの惑星でそれぞれの文化を発展させている時代。宇宙海賊ケリー(30歳前後)は、宇宙に生きる男たちにキングと称えられるほどの船乗りだ。バケモノ級の操縦技術と自分しか知らないゲートを使って、宇宙連邦政府の追跡の手を十何年もの間逃れてきている。海賊王と異名を持つものの手下は一人もおらず、唯一の相棒も宇宙船の感応頭脳(規格外)であるダイアナ・イレヴンスだけ。ケリーの腕前に惚れ込んで、手を組もうとした名の有る海賊たちは数多くいたが、そのどれの誘いにも乗らず一匹狼を貫いている。そんなケリーの前に超巨大財閥の創始者の一人娘であり現総帥であるジャスミン・クーア(28歳)が現れ、自分と結婚する契約を一年間結んで欲しいと迫る・・・。権力欲しさに陰謀を企むクーア財団幹部たちを相手にジャスミン&ケリーの常識を無視した戦いが始まった。


二人の主人公が30前後の男女なので若さへの嫉妬に狂うことなく安心して読める。またケリーとジャスミン両名とも殺しても死なない級の強さなので安心して読める。むしろ敵に同情してしまいそうになるほどのぶっちぎりの破壊力でスカッとすることこの上ない。細かいSF的考証などは気にせずに、ノリと勢いと笑いでガンガン読むべし。ムシウタ症候群の回復薬にまさにうってつけだった。(正確に言うと4巻ぐらいまでは、だけど・・・。シリーズ終盤はシリアス展開、涙あり。)

外伝まで読んで、著者のほかのシリーズとクロスオーバーしていると知る。というわけで今現在は『デルフィニア戦記』シリーズ(全18巻+外伝)を読み始めている。ファンタジー物はあまり嗜んでこなかった私だが、こちらもノリでじゃんじゃん読んでしまっている。このあとに『暁の天使たち』シリーズ(全6巻+外伝)、『クラッシュ・ブレイズ』シリーズ(全16巻)、そして『天使たちの課外活動』(刊行中)と続くらしい。当分楽しめそうだけど、早くジャスミン&ケリーに再会したい。


スカーレット・ウィザードシリーズ電子書籍版: Reader Store / PDABOOK / ビットウェイブックス / 電子書店パピレス / 紀伊國屋書店BookWeb


スカーレット・ウィザード〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)スカーレット・ウィザード〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)
(1999/07)
茅田 砂胡

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スカーレット・ウィザード〈2〉 (C・NOVELSファンタジア)スカーレット・ウィザード〈2〉 (C・NOVELSファンタジア)
(1999/11)
茅田 砂胡

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スカーレット・ウィザード〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)スカーレット・ウィザード〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)
(2000/07)
茅田 砂胡

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スカーレット・ウィザード〈4〉 (C・NOVELSファンタジア)スカーレット・ウィザード〈4〉 (C・NOVELSファンタジア)
(2000/11)
茅田 砂胡

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スカーレット・ウィザード〈5〉 (C・NOVELSファンタジア)スカーレット・ウィザード〈5〉 (C・NOVELSファンタジア)
(2001/04)
茅田 砂胡

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スカーレット・ウィザード外伝―天使が降りた夜 (C・NOVELSファンタジア)スカーレット・ウィザード外伝―天使が降りた夜 (C・NOVELSファンタジア)
(2001/11)
茅田 砂胡

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Reader Storeに角川グループの電子書籍作品が登場!

2012年01月28日 00:22

祈りが通じたかもー!?

角川グループの電子書籍作品、Reader Storeに登場
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1201/27/news048.html

まだ配信されている作品の数は少ないけど、これから増えていくのを心の底から楽しみにしてます。



現在のラインナップはこんな感じ。(一部のみ)

小説系
神永学 (心霊探偵八雲
松岡圭祐 (万能鑑定士Qの事件簿千里眼
あさのあつこ (バッテリー
池上永一 (テンペストシャングリ・ラ
石田衣良
星新一
赤川次郎
有川浩
森見登美彦

ライトノベル
谷川流 (涼宮ハルヒの憂鬱
葵せきな (生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録
橘公司 (蒼穹のカルマ
雨木シュウスケ (鋼殻のレギオス
石踏一榮 (ハイスクールD×D
井上堅二 (バカとテストと召喚獣

漫画
ヤマザキマリ (テルマエ・ロマエ
えすのサカエ (未来日記
貞本義行 (新世紀エヴァンゲリオン
片岡人生 (交響詩篇エウレカセブンデッドマン・ワンダーランド
志村貴子 (放浪息子
青木ハヤト (マクロスF
細田 守 (サマーウォーズ

Reader Store角川グループ特集ページもあるみたい。

この勢いで、紀伊國屋書店のもReader解禁になってくれないかなー。

ついにグイン・サーガに手を出すときが来たかも

2012年01月15日 22:40

DMM.comで半額セールをやってるみたい。期限は明日の正午まで!電子書籍の半額対象作品はかなり数があるんだけど、Sony Reader対応形式のみを取り扱っているわけでは無いので注意が必要。XMDF形式はOKだけど、bookend形式はNG。

グイン・サーガシリーズがXMDF形式でで半額対象だったので、ついとりあえず16巻まで衝動買い。各巻420円が半額の210円になっている。50巻買うお金で、100巻購入できるってわけ。いや、DMMにあったのは正伝95巻、外伝20巻までだけど。これは・・・もうありったけ買っておくべきか否か。ああ、でも全部買うと2万円強かぁ・・・。



------ 追記
結局とりあえず16巻だけで満足することに。残りはそこまで読み終わってから考える。
ちなみに、DMM.comで買ったXMDF形式のグイン・サーガは、デフォルトが横書きだった。PCのブンコビューアや、Kinoppy(iPhone)版では、設定で縦横切り替えが出来るので問題はない。ただ、Sony Readerにはどこを探しても縦横の切り替え設定が見つからなかった。たぶん横書きのままで読まないといけないんだろう・・・。Readerに縦書き/横書きを切り替えられる設定機能つけてくれないかなぁ。